著作権法とやらでコピーができなかった

今日は国会図書館で論文検索。
取り急ぎ欲しい論文があったのでコピーをお願いしたら、なんと「著作権法の関係でこの論文は、全体の半分しか複写ができません」と断られる。

たしかに著作権法には、著作物の複写はその著作物の半分以下ってのが原則なのは知ってる。けど、その本ってのが、研究して集まったいろんな人の論文をまとめた200ページくらいある本で、僕はその中の1つ(15ページ)を複写したかったのです。

「じゃあ、すべての論文って複写しちゃいけないんですか?」と聞いたところ、雑誌、あるいはシリーズ本のうちの1つにある論文だったら論文1本すべてをコピーしてもよいそうなんです。

しかしながら書籍として発行され、かつ各著者が各章(各論文)を執筆している場合は、「それぞれ単体の著作物」としてみなされるそうです。なので、本として出版され、かつ章立てにそれぞれ執筆者が違う場合、その章(その論文)の全文複写は不可となる。

「学術目的でしかも編著の著作物だから、1冊全体を1つの著作物としてみなすことはダメなんですか?」なんてかなり食い下がったら、著作権法のエキスパートの人が呼ばれて、そこでさらに討議。

前提として国会図書館としては、僕のようなパターンで複写を断ることはしたくない、でも、やっぱり法律違反はできないとのこと。さらに編著の論理は該当されないらしい。というのも、編著者は「編集著作権」だけを所有しているそうで、「責任を持って」編集したとしても、責任があるのは各論文の並べ方とその内容であって、個々の論文の著作権はもっていないそうです。

なるほど、納得。

もちろん図書館の人も申し訳ないとのことで、「大学の紀要をまとめたものだと思うから、そちらだったらすべてを複写できます」といろいろアドバイスをくれたものの紀要への掲載はなく、この本しか書かれていないことが判明(もしかしたら書籍掲載の際、タイトルを変えた可能性もあった)。仕方なく、必要な部分を見極めて半分(5ページ)だけ複写してもらうことに。

もともと著作権って、著者の権利を守るためにあるのに、この場合は著者の利益を害してる気がする。もちろん各論として、こういう弊害をもたらしたと思うんだけど、どうなんだろうなあって感じ。

いま、論文集を出すときは書籍ではなく雑誌として簡単な装丁で出されているからいいけれど、昔のものは結構豪華な装丁で作っていたみたいだから、他の文献に関しても似たような状況に巻き込まれるかもしれない。

論文集を出版するときは注意してくださいね!
としか言いようがないよ、まったく。

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PS:iPhoneからの更新できるようになりました。便利。

よくわからない看板。

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