コーヒー屋さんで豆を買う

近所に有名な豆屋さんがあって、買いに行く。
「はじめてなんです」と伝えたら、コーヒーはおいしくないんだ、満足感がうまみなんだ!と教えてもらう。

「そもそも、うまみはグルタミン酸だろ?でもコーヒーはそれが入ってない。どちらかというと、タバコとか、ウイスキーとか高級ワインみたいな嗜好品に近い。高級ワインはおいしくないし、タバコとかウイスキーにはそれほど味なんてない。けれど満足感がある。後に残る「何か」がある。それがうまいんだ。」

それをすごい笑顔で教えてもらって、コーヒーをご馳走になる。「コーヒーはぬるいほうがうまいよ、初めてでもぬるめで入れると、これくらいうまくなる」。一口すする。別に普通。でも飲み終わった後の、口に残る豆の感じは、本当にまったく違う。「帰りの道で幸せよ感じるよ~」。

確かに。

ここ数日、仕事についていろいろ考えて、いろいろな人に話を聞いてきたけれど、「これだ!」と思う。どんな仕事でもいい、その内容を幸せに語れるかどうかなんだと思った。

ホクホクした気持ちで家に着いたら献本が届いていた。その道ではそこそこ名のある出版社の本なんだけど、本当にたくさんの人に読んでもらいたいと思って、いろいろ販売のお手伝いをした、その新刊。生まれてはじめての献本。

ポジティブにい続ける必要はないけれど、魅力を持って何かを語ることをここ数年、忘れていたような気がする。

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