いのちの食べかた

■[読書]いのちの食べかた

いのちの食べかた

森達也「いのちの食べかた」購入。豚肉や牛肉が食卓に届くまでを小中学生に読み聞かせる感じの内容です。と場のことや裁き方の話なども書いてあって、なかなかすごい。

僕は小学校5年生のときにこういうシーンを見てます。太陽の塔の近くにある「民族博物館」でソーセージ作りの映像って中にあったのですが、見た直後の友人のげんなりさ加減と反比例して、「えー、僕のために食べ物になってくれてるんやからガッツリ食べようや〜」とか言ってた気がする(笑)

それはともかく、これを読んでて思ったけど、本当に想像力が欠如してるガキが多い気がしますです。なんというか、「自分が他人になってしまうかもしれない」なんていうありえないのに感じてしまう「交換可能性」の恐怖がまったく持ってないみたい。

自分が明日の朝、突然殺される動物になっていたら・・・とか、ハエになっちゃうあの映画とか、そういう「自分はならないけど、なぜか恐怖」っていう気持ちが大切なのに、すこーんと抜けてる。これこそが「もし相手だったら」と思う能力(共感っていうのかな)を発達させるのに。

かといって、子どもを屠場に連れて行けばいいなんて安直すぎる。うーん、どうすればいいものか。。。

だから「成功する=金持ち」みたいなわかりやすい構造が立派に思えるみえるのかなあ。。。本屋にはそういう本がもっさりおいてあるから、オトナだって、感謝もせずすぐに「屠場だなんて、そんなにお金にならない商売は「負け犬」だよ」なんて思ってるとか?それよりも起業した方が意味があるとか?

そういう考えで生きていくのって、あんまり長くは続かないと思うんですけど、どうなんですかね。僕もその社会に片足つっこんでいるけど、やっぱ息苦しいです。

お金の価値が転覆したとき、どうするつもりなんだろう・・・と思う今日この頃。

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