「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育

By | 2010年4月25日

『「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育』読了。

これまでの英語教育と、今の英語教育を概観し、
「何がよくて、何が悪いのか」を確認。

その後に、新しい英語教育の考え方「フォーカス・オン・フォーム」を
これまで・今の英語教育との比較を通じて説明し、実際に「フォーカス
オン・フォーム」の授業の分析を行う。そして、日本の英語教育の
これからを描く。

そんな本です。
読んでみて、「フォーカス・オン・フォーム」は、僕なりの理解では、
言語使用のリアルな場面(タスク)を設定し、そこに文法指導も入れるという
比較的若手の教員の僕としては、「え、そうでない授業ってどんなの?!」
と驚いてしまった。

古典的な授業(精読なり文法単独の説明)は講師のとき、指導法がわからず
やっていたけれど、一年たって「意味がない」と思い、先輩教師にすがり、
本をたくさん読んで、今じゃこのやり方と少し似ている感じになってる。

ずいぶん授業法を勉強したんだなあと、自分すごいモードになった(笑)

正直、文法指導だけであればとっても楽だし、精読を教えるのって楽。
ただ、言葉を扱っている以上、そこに「意味」が必要とされるし、
意味があってこそ初めて「使用」場面に気持ちが移るのは確か。
そして今、英語を使う僕としても、そうじゃないと覚えられないと思ってる。

じゃあ、どうすればいいか。そう、「教材研究」が大切になる。
でも実際の現場では、教材を研究する時間がほぼない。
さらに、少人数授業の際は教材を共有するんだけど、使えない可能性大。
そういう意味では、教員養成の場面でこの教授法を徹底的に教えて
あげてほしいと思う。

取り急ぎ、タスクを使った授業と、文法を使用場面で導入するよう
がんばりたいなあと思ったかな。

もっともっと、具体的な授業案なり、手順を示してもらえるとうれしいけれど
あくまで技法ではなく「概念」の話なので、今後の研究に期待です。
(といいつつ、お前も手伝えよって思われそうだけど。)

個人的には、言語心理に着目した英語教育が僕には向いているかも。
なぜtoは前置詞でもあり、不定詞を用いるときに使うのか?みたいな。
話者の心理的作用が言葉を作り出す、その場面を切り取っていく感じかな。

「フォーカス・オン・フォーム」を取り入れた新しい英語教育
和泉 伸一
大修館書店
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