江國香織『雨はコーラがのめない 』

江國香織/雨はコーラが飲めない

かつて私は、しばしば音楽にたすけられました。いまは雨にたすけられています。

犬は年取ったら飼いたいな〜と思う。
猫は構わなくてよいのが楽だけど、やっぱ飼い主としては寂しい(笑)こう、「構って!構って!」とクンクン言ってくるあの犬の愛くるしさを、年取ってから知りたいな〜と(最近)思うのです。顔をグシュグシュしたい。

この本のタイトルだけをみたとき、すこぶる感傷的な短編なのか〜と思った。だけれど、「雨」というのは犬の名前。そして、その「雨」と江国さんの日々がつづられてます。エッセーなのに、どこか短編のような気がする。不思議。

そういえば最近、中学生と話してたら「bottsuさん、寂しい寂しいって言うなら、毛の生えている動物を飼ったらどうですか?」と言われてちょっと照れる(あ、もちろん「寂しい」なんて一言も言ってないですよ)。でも、毛がポイントなのねー、なんて(笑)

いや、それもきっと重要な要素だけど、やっぱ「散歩する」ってのも重要なんだろうなーと思う。2人(1人と1匹?)で夜の道を歩くってのは、人間でも親密な仲じゃないですか。それをほぼ毎日となると、なんかドキドキしません?(^_^)

江國さんは散歩の中でドラマを見つけて、それを綴ってます。
雨がずっと下を向いて空を知らないこと、抱きかかえて空を見せたら感動した(ように見えた)こと。毛の長い種類なのでいろんなものを家につれて帰ってしまうこと。ぐいぐい引っ張ること。

この本を読んでいて、「雨はうらやまいなあ」と思ったのは、「落ち込んでも5秒くらいで復活する(ように見える)」こと。雨は本の途中で悲しいこと事態にめぐり合ってしまうのですが、ちょっとだけ戸惑って、「いいさ、そんなこと。それよりも飯をくれ、飯」・・・と言ってるように僕は思った。うん、素敵なやつだ。

そういえば、「家よりも大きな庭で犬を3匹飼う」とか言ってた友人の夢は実現したのかな。「イルカを飼育する」とか言って沖縄の大学に行った、という話は聞いているんだけれど。

ワン。

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