世界の英語を歩く

世界の英語を歩く    集英社新書
本名 信行 / 世界の英語を歩く 集英社新書
集英社新書
2003/11
¥ 735 (定価)
 ★★★☆(Amazonおすすめ度)


「米語と英語の違いについて述べなさい」というリポートを書かなくてはいけなかったので購入。英語と米語の違いに関しては数ページだったのですが、ノンネイティブな人たちが使う英語についての解説がなかなか面白かった。

もうすっかり勘違いしていたんですが、アメリカ人はイギリス人が何を言っているのかよくわかんないらしいです。もちろんかろうじて通じるだろうけど、英語圏でも「共通な英語」で通じ合っている訳じゃないらしい。だから“Lonely Planet British Phrasebook”(あるいはUSA版)という、向こうの英語を知るための本なんかも出ているんだって。

じゃ、英語ってなんじゃい?という話になるんですが、それでも「国際語」なんだそうです。1から相手の国の言葉を覚えるのは大変だから、お互いが知っている言葉=英語を使ってコミュニケートする。それが英語。

うーん、何だか頭が混乱するんですが、つまりは「国際語」としての英語は、各国で話されるうちに、それぞれの文化事情によって変容している、ということなんだそうです。

有名な話としては、オーストラリアの人は「day」を「ダイ」という、みたいなことなんですが、この本は「それは間違いや方言じゃない!」として、発音から言い回し、各国の英語教育を示しながら、その土地の人たちの気持ちに迫っています。

やっぱり最終的には、「日本人も日本人らしい英語を話そう」ということになるなんですが、この辺がかなり強引な論理展開。たしかにネイティブに近づかなくても全然よいんだけど、だからといって「日本人らしい英語」をあえて標榜するのはすごく逆説的な気がしました。そういうものは普通に話しているうちに勝手に出てくるもんじゃないかなあ、と。

文部科学省の外国語教育の方針はどうなんだろう、うむ。

ところで、2002年の調査と若干古いですが、英語で書かれたサイトってネット全体の約50パーセントなんだそうです。僕はてっきり90パーセント以上だと思っていたけれど、何のことはない日本語だけを考えても相当数。そしてアジア・東南アジア各国、ヨーロッパ諸国も入れるとすべてが英語であると考えるのは不毛。英語だけだと偏った情報が仕入れられない世界になるかもしれないですね。

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