試験の勘所

By | 2016年5月24日

職場の同僚と教員採用試験について話をする。
話していて思うのは、「試験の勘所」というものが分かっていたらあとは細かい作業の繰り返しなんだなあと改めて思う。

以下、こんなこと話しましたみたいなメモ
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問題を解いたり作ったりした個人的な経験から学んだのは、「志願者をふるい落とす」タイプの試験は、合格基準点を決めて、そこまでは一般的なスタイル、残りは嫌らしい問題が基本なんだなということ。

想定した合格基準点を下回ると「難問」と叩かれるから、ある程度の問題は、日本語ができる人なら解けるようになっている。つまり「普通に考えておかしい答えは正答にならない」というもの。そうでないと複数正答となり、さらなるトラブルとなるから。

だいたいは、名詞の入れ替え、数字の操作、絶対否定(全くない)が狙われる。普通に勉強をしていたら、「あれ、なんか変」と思って正答を選べるタイプ。

いわゆる正誤問題と呼ばれるものなんだけど、苦手な人はプラスの表現に赤色、マイナスの表現に青とかで色分けして、主語に対してその表現が適切かどうかを読み解けばできるはず。できない場合は、同じやり方で問題数をこなすと「あ、こいつまたこれを使ってやがる」と分かってくる。

教員採用試験であれば、否定してるかどうかを見る。否定していたら、だいたい×。個別の例外があって、例えば基本的人権なら「公共の福祉」が絡むと否定される時もある、みたいな覚え方、解き方。また数字が出たら別のマーカーでチェック、狙ってくる。聞いたことない難しい単語が出たら錯乱させるパターン。その単語が主問題なら範囲外なのでトラブルになる。なので、それ以外の文を惑わされずによく読む。

他の試験問題も、だいたい作成者は気づいてないかもだけど、そんな基準で分類すると法則が見えてくるはず。

(ちなみに英語試験の正誤問題も、文中の形容詞や副詞の意味がプラスかマイナスかが分かれば、マルペケがつけられる。形容詞の難易度で難易度が決まります。)

点数と取らせない問題は、重箱の隅を突くとか、専門家でも意見が分かれる問題。こんなのはみんな解けないし、当たっても「運が良かったね」レベルなので気にしない。あっても数問。人間が作るからそんなこともあるよね程度。

必ず取っておきたいのは、事例を扱うタイプの問題。いじめが起こったとき、生徒がいないとき、保護者からクレームがあったときなど、答えはないのだけど、ある程度の「模範解答」があるもの。これは杓子定規で。現場にいる人間からすれば「そんなことできないよ」とか「それ、むしろダメよ」と思うのだけど、試験する側は公式解答を出してるので、相手に合わせる、それに従う。

そう、試験勉強とは相手に合わせるのであって、従順な信者とならないとダメ。そこで個性を出してはダメ。
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高校生を教えていたときも、英語の試験にはある程度の法則があり、それに従えばあとは単語(そしてコロケーション)をどれだけ覚えたかで、どこまでいけるか勝負する土俵に上がることができると伝えていた気がする。

ただ、高校生は思春期真っ只中なので誘惑と邪念の嵐。「こんな試験やっても意味がない」とか暗記してもしてもできなくて「やりたくない」とかで、さらに大人が勉強するのと違って、大学合格なんて最終目標ではないし、具体的な快楽がそこには含まれないので燃えきれない。

ほんと、試験勉強って修行みたいだなあと思うし、自我を捨てて無心に暗記に励むことができたら勝者という世界なんだなあと改めて思う。

終わった後、苦心して頑張ったにもかかわらず、すかっかり忘れてしまうのも、寂しい話だなと過去を振り返って思う。

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