冲方丁「天地明察」読了。

10日で1冊、上下巻なので14冊と15冊目。天地明察(角川文庫)。ようやく暦と読んだ本の数が追いついたかな。

天地明察(上) (角川文庫)

読後感としては、「エンディングはしょりすぎやろ!」と手塚治虫の打ち切り漫画並みのツッコミを入れてしまいました。とはいえ、読ませます。

話は、江戸城内で碁を打つ仕事を請け負う渋川春海が、算術に魅了され、生涯をかけて暦の改定に取り組む物語。暦の改定は、国内の暦の統一、印刷販売も含め、幕府に莫大な権利と利益をもたらす一大行事。しかし宗教との兼ね合いがあるため、京都の朝廷との関係もあり一筋縄にはいかない。そんな一大行事に、渋川が巻き込まれていきます。

途中に魅力ある人物が登場し、ことごとく見送る立場となる渋川。その悲しみや悲哀はジーンときます。

ただ!!!何度も繰り返しますが、渋川本人がパッとする人物ではないので、上巻で遅々として進まず読む手が止まりそうになります。下巻になってようやくストーリーが動き始めるのですが、その動き方があっけなく、さらにはエンディングが「え?」という大団円。ちょっとちょっと、そういうの、上巻ではくどいほどの描写をしてたでしょう!とツッコミを入れざるをえない。

算術はあまり出てこないため数学嫌いでも読めること、周辺の人物の魅力さてストーリーは進むので、その人物像を想像するのがこの本の楽しみ方かも。

この本のテーマである暦に対する渋川の情熱はよくわかったけれど、暦に対する理解が置いてけぼりなので、これから調べようと思います。

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