ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業

10日で1冊、25冊目。今日で元旦から229日だから、追い抜いた!いえい!

今日は「ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業」読了。ボリューミーだったけどがんばった。前作の「話す技術・聞く技術」の続編にあたる。原題がThanks for the feedback. The science and art of receiving feedback well. 直訳だけど「フィードバックへの感謝:フィードバックの意志を受け取るための科学と技術」かな。なんか邦題がもったいないですね。ハーバードって必要ない。

ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業

内容は「フィードバックを効果的に受け取る方法」について書かれてます。大きなポイントは、次の3つ。

(1)フィードバックを感謝、指導、評価について分けて解説し
(2)フィードバックを受けて傷つく理由とその対応について考察し
(3)効果的なフィードバックの受け取り方を示し
(4)無意味なフィードバックを拒否する具体的な方法も合わせて提示

つまりはフィードバックの与え方ではなく受け取り方が中心に据えられています。翻って、自分がフィードバックを出すときの指針としても学べるなあというのが、面白かった部分です。

特におもしろかったのは、「ここをもうちょっと・・・すると良くなるよ」と言って怒り始める子どもと、怒らずに「はーい」と言って素直に受け取れる子どもの違い。大人でもそうだけど。

このフィードバックは指導なんだけど、前者の子どもは「だからお前は上達がなかなかしないダメなやつなんだ」と評価を受け取ってしまう。後者は純粋に指導を受け取っている。この前者のパターンは、事実とは異なるストーリーを展開している。

じゃあ、どうすれば良いのか。自分がフィードバックを出す場合は、相手にきちんと説明(評価しているのではなく、指導している)し、傷つかない言い方は何かを模索し、適切な言い方の合意を形成する。受け取る側であれば・・・本書にはいろいろな方法があるけれど、個人的には、感情やストーリーに気付き、「自分はこういう風に受け取りやすい」という予防接種をし、最悪の事態を想像して、フィードバックを客観的に見られるようにすることが意義ありそうです。

あと、フィードバックを受け取らなくてもよい場合は以下の通り、これはおもしろかった。
・行動ではなく性格を攻撃していないか
・しつこく繰り返してこないか
・言われた通りにしても、必ず別のことを要求してこないか
・関係性を人質にされていないか
・警告か、脅迫か
・変わらないといけないのはいつも自分ではないか
・あなたの意見や気持ちが尊重されているか

これらに当てはまる場合は、
1)言われた通りにはしないかもしれないという意思表示をする
2)その話題に関することは聞きたくないとはっきり伝える
3)それ以上言うなら、今後の付き合い方を考える
の順番で自分のアイデンティティを守ろうと提案しています。

もちろんフィードバック全体は受け止めた方が良いのだけれど、すべてのフィードバックがそうとも限らないということです。面白いし、よくあるし、自分もそうやってしまうことがあるので、気をつけようと思いました。

と絶賛していそうですが、通読するのちょっと辛かったです。翻訳は良いのですが、原著の言い回しの問題かなあ・・・よくわかりません。

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