10日で1冊、33冊目。「家康、江戸を建てる」

10日で1冊、33冊目。そろそろ年末の足音が聞こえますが、それまでに35冊はいけそうですね。ちょっとうれしい。

さて、今日は「家康、江戸を建てる」。今年のベスト・オブ・1冊かもしれない(ちなみに次点は「入門 犯罪心理学 (ちくま新書)」)。

家康、江戸を建てる

江戸の小説なんて数多書かれていますが、これは江戸を「建てる」にあたって、家康を主人公にせず、それらの仕事に関わった人たちを中心にした物語。家康は出てきますが、メインではありません。そこがまた家康の人物像を浮かび上がらせる良い方法となっています。

全部5話あり、
・流れを変える(伊奈忠次の利根川東遷事業
・金貨を延べる(後藤庄三郎による武蔵小判について
・飲み水を引く(内田六次郎により神田上水について
・石垣を積む(石切吾平による天城山の石と大手門について)
・天守を起こす(秀頼が指揮した家康所望の天守閣について)

それぞれの登場人物がとても映えていること、また歴史を知らなくても読み進められるよう配慮されており、それが現代の何を示すのかという案内も途中にでてきて読みやすい。これ、たぶん映像化されるんじゃないかなあ・・・オムニバス映画さながらのスリリングな内容でした。

これを読んで
・家康が江戸に来たときに見た風景が見てみたい
 →ここにそのときの地図があるけれど・・・映像誰か作ってくれないかな笑
・水道橋ってそういうことだったのか!
・銀座ってそういうことだったのか!
・井の頭公園の「御茶ノ水」はそういう意味だったのか!七井の池と呼ばれてたのも合点!
・江戸城は解体せず、また震災も戦火も免れたらよかったのになあ

とにかく江戸を少し理解し、この前に読んだ「江戸はすごい」ではわからなかった部分が「なるほど」と納得できました。超おすすめ。

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