においのもと

投稿者: | 2009年3月6日

NHKのラジオ深夜便を聞いていたら、「おくりびと」のモデルとなった方の話があった。すごい生き生きとしている声で、すごいパワーの持ち主だなあと感じた。ただ、何か言い足りない感じだったので気になっていたのですが、どうやら、こういうことだったらしい。

死者と生者のきずなが大事だよと映画は教えてくれるけど、最後は「癒やし」なんですよね。そこで止まっていたら、やがて人間中心主義・ヒューマニズムは、自己中心主義になるのではないでしょうか。癒やしだけだと、その場を取り繕うことになりかねません。におい消しみたいなもので、においそのものを断っているわけではない。においそのものを断つには、宗教的なものが必要になるんです。
おくりびと:「納棺夫日記」との違いは?なぜ原作ではない?(毎日新聞)

インタビューからも、やっぱりそのパワーを感じるけど、ここにある「におい」そのものの比喩については書かれていない。きっとカットされたんじゃないかな。「納棺夫日記」の第3章は浄土真宗の解説とのことなので、読んでみたい。彼が考える「におい」は何か、なぜそれを「断つ」必要があるのか。

納棺夫日記 (文春文庫) おくりびと [DVD]


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今日の気持ちは、こんな感じ。
20090223519
雨も降ってるしなあ。

においのもと」への0件のフィードバック

  1. ちしゅー

    お坊さん仲間に「『おくりびと』すごかったです」って言ったら「ずっと前に原作の本を読んだだけだなあ。あれもすんごい面白かったよ!」って聞いてました。が、完全にスルーしておりました。だってエンドロールに「原作」って出ないんだもん。なるほどそういうことだったのですね。

    アカデミー賞獲った日に「定本」を注文しましたがさすがにまだ来ません。売れまくりみたいですね。

    映画、真宗っていうか、浄土教っぽいニオイのする場面は一応ありましたよね。とても・そこはかとなく、しかし確実ににおった気がします。あれでギリギリなんだろなあ。ご法話で使うならあそこでしょうね。(でも完全に、超ネタバレなのでまだ使えてません。)

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  2. bottsu

    実は「おくりびと」まだ見ていません。
    なので浄土教的な部分、ちょっと興味津々です(浄土教と真宗の違いが明確に言えるほど自信はないんですが・・・)

    ちょっと今日、本を探してみます。DVDは発売になったみたいですね。特需だろうからAmazonなら速攻で送ってくれそう(笑)

    ちなみに「おくりびと」英訳は「Departure」なんですよね。英英辞典(LDCE)だと”an act of leaving a place, especially at the start of a journey”(ある場所へ出発する行動、特に旅の出発点)。ニュアンスが出すぎていて驚きですが、でもそこはあえて「okuribito」にしてほしかったなあ・・・と。

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  3. ちしゅー

    (軽めにネタバレ。)

    その英語は素晴らしいですねえ。なんてぴったりなんだろう。映画の中でも「journey」か「departure」かが少し問題になってました。あのへん外国語ではどう訳されるのだろう。

    なんせ、全世界に余貴美子が「Obihiro」を発信するのがすばらしい。

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  4. bottsu

    なるほど、映画中にも出てたんですね。まだ見てないです(笑)

    にしても、Yo!Kimikoって聞こえます、よ。

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