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フランクルの晩年の言葉

フランクルの晩年の言葉をまとめたこんな本が出てたなんて知らなんだ。。。
人生があなたを待っている―『夜と霧』を越えて〈1〉

実は晩年のフランクルは人生の意味の「数値化」に熱心で、それを測る心理検査を作っていたんです。彼が創始したロゴセラピーなんていまや言葉すら聞かないし、そのテストもどこを見ればあるのやらで、「夜と霧」を、それこそ「越えられなかった」気がしないでもないです。

そうしたフランクルの晩年の言葉とのことで、ちょっと読んでみたい。

人生があなたを待っている―『夜と霧』を越えて〈1〉

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【内容】「ドン、ウィーンに訪ねてきてくれないか。私たちの人生を話しておきたいんだ」 本書は、アメリカの一臨床心理学者が、1993年から7年間にわたって晩年のヴィクトール・フランクルと妻エリーのもとを訪れ、夫妻とその家族、友人へのインタビュー、取材を重ねてまとめた、ふたりの愛の歴史である。
晩年のフランクルは、ロゴセラピーの仕事に全精力をかたむけ、回顧録をまとめる余裕などなかった。そのフランクルとエリーが、自分たちの人生を記録してもらおうと選んだのが、学生時代にウィーンで1年だけフランクルの指導を受け、30年を経てアメリカで夫妻と再会したばかりのクリングバーグだった。ホロコーストの研究家でもなければ歴史家でもなく、プロのライターでもない著者は、虚心坦懐に夫妻の話に耳を傾け、彼らの生きたウィーンとその時代を複層的に描き出してゆく。
第1巻は、ヴィクトール・フランクルの子供時代に筆を起こし、フロイトやアードラーとの出会いと相克、ロゴセラピーのはじまり、そして、ナチ政権下の収容所体験と戦後の復職までを描く。全2巻。
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「東大家庭教師の頭が良くなる思考法」

10日で1冊、たぶん13冊目。
東大家庭教師の 頭が良くなる思考法 (中経の文庫)」読了。

この本、タイトルだけ見ると「ん?」と思うのだけど、中身は物事の判断や見方を丁寧に示したものです。タイトルがもったいなさすぎる。

東大家庭教師の 頭が良くなる思考法 (中経の文庫)

自己啓発の類に入るので読む人を選ぶのだけど、自己啓発の本によくある嫌らしさがなく、決めつけも少なく、また「あの本に書いてたよね」という内容もそう多くなく、逆に「やってみよう」という気にさせるほど簡単な内容です。

考え方の基本として、見抜く→決める→やる、なのだけど、見抜く方法が秀逸。とにかく言葉にするべく書き出して、それを自分の内側なのか外側なのかを判別して、自分の内側なのだけど本意なことかどうかをあの手この手で見出し、分類して捨てていきます。

心理療法もこうした分類と取捨選択、そして実践という、解決したいことの解消を目指すという意味では似てるなあと思いました。

後半は興味ない部分もあり読むのが辛かったけれど、もうちょっと踏み込んで聞きたかったなあという内容もちらほら。

「ハーバード」と似てるけど、東大だから何?と思う点で、タイトルがもっとましなら、さらに売れていたのでは?と思わせて仕方ない本でした。

健康管理

そろそろ「毎日◯分運動する!」とか目標を立てようかなと思うのですが、いまいちモチベーションがなくて。そのなかで、ウェアラブルデバイスという、腕にずっと巻きつつ、睡眠時間や歩数計、そして心拍数なども測るものが有効そうです。これが特に良さげ。Fitbit ワイヤレス活動量計+心拍計リストバンド ChargeHR Large Black FB405BKL-JPN

どれだけやっているか、どれだけやってないかを視覚化できる(笑)

もうすぐ誕生日だし、買おうかな〜

【日本正規代理店品】Fitbit ワイヤレス活動量計+心拍計リストバンド ChargeHR Large Black FB405BKL-JPN

パナシェ

レモネードとビールのカクテル「パナシェ」が美味しかったので、家でもやろうと思ったのですが、せっかくならミックスフルーツ酢で割ろうと思い立ち、漬けてみました。

オレンジ、パイナップル、リンゴです。それを氷砂糖とリンゴ酢で。1週間ほどで完成、2週間くらいで果物を取り出します(ジャムにでもしようかな)。

あと、希釈用のレモネードってないかなあと探してたら、こんなものを発見。

有機コーディアル エルダーフラワー 500ml

世界の台所というドリンクのシリーズにありましたね。風邪予防にも役立つとのことで買ってみようかしらん。

入門 犯罪心理学

10日で1冊、12冊目。
入門 犯罪心理学 (ちくま新書)」読了。

いやー、面白かった!!!!
この本は殺人犯や痴漢や窃盗の常習犯など、更生させる必要があると司法や社会の側が判断される人に対して接してきた著者の苦労の結晶。

入門 犯罪心理学 (ちくま新書)

エビデンスという言葉とか認知行動療法絶賛が好きではないのですが、この著者のいう事はよくわかる。再犯率を下げるために必要なのは旧来の感覚的なものではなく、科学的に効果のあるものが最優先されるべき。単に科学を絶賛してるのではなく、他と比べてまだ「マシ」だからエビデンスを認めようよ、と言うのです。

そして、再犯率を下げるための心理療法として精神分析と人間性心理学は効果がない。そんなことより、効果のある方法を使おうよ、目の前に再び他者を不幸に突き落とす可能性のある人がいるのだからと。

もちろん、自己を探究したかったり、言葉にならない何かを表現したい場合は従来のカウンセリングは意義がある。けれど、本人にそんな気持ちがない場合、どうするのか。治療契約が結べないのに話を聞いてもらっても、分析されても、どんな意味があるのだろう。

兎にも角にも、再犯率を下げるために必要なことを新書レベルながら本当に丁寧に書いてあって、僕の仕事にも行かせる内容も多く、この夏、もう一度読み直したいくらいです。

ここまで書きながら、僕は旧来の主観に基づいた直感や感覚的な意識を用いたカウンセリング理論の方が好きです。ただ、仕事に使えるかと言えば、この本の認知的アプローチの方が有効かなあという気はしています。

10日で1冊、11冊目「無敵の仕事術 君の人生をドラマチックに変える! 」

無敵の仕事術 君の人生をドラマチックに変える! (文春新書)」読了。

Googleに二足歩行ロボットの会社を売却したことで一躍有名になった加藤さんの2冊目かな。個人的にGoogleのくだりはあまり興味なくて、なぜこの人はこんなアクティブに動けるの?ということへの興味で読んでみた。結果、面白かった!

無敵の仕事術 君の人生をドラマチックに変える! (文春新書)

前半はGoogleへの売却への道、後半はベンチャー企業の社長としての苦労が書かれてる。前半は「そうなんだ」なのだけど、後半はドラマティック。後半が面白い。

何かを成し遂げた社長の本なんて、強気でガツガツしてそうで読む気が起こらないし、そうした人向けの本ほど「お前が社長してないやんけ!」とツッコミを入れてしまいそうなのですが、加藤さんは地で苦労したタイプ。傾いた会社を引き継ぎ、なんとか立て直しを図ろうとするのだけれど、退職届ばかり手にしたり、クレームばかり処理したり、給与払えない恐怖と不安、仲間の裏切り、解雇の苦しみなど、社長業の苦しさを淡々と語る。なぜそこで持ち直したのかは、そうした器があったからかといえば(もちろんそうだから何とか持ち直すのだけど)想像を絶する苦労をしている。

そこから得られたことについては「そうなんだ」と今の僕には響かないのだけれど、社長という仕事の孤独さって相当なんだな、ほんと責任を持つことってこうなんだなと反省したり尊敬したり。

本書で何度も繰り返されるのが、傾いた会社の清算といってもそこで働く社員がいて、その下に家族がいて、子供が小さかったり、ローンを払ったりと、単純に目の前に1人いるだけではない。その人達を単に切り捨てず、いかに幸せにするのかがテーマだと言う。しかし、社長として給与が払えないという現実に直面した時、この考えが変わってしまう。

そのあたりはぜひ読んでもらいたい。
1冊目の「未来を切り拓くための5ステップ: 起業を目指す君たちへ」も読んでみたくなりました。(こっちの方が面白いという噂。楽しみ)

10日で1冊、10冊目「発達障害の自分の育て方」

発達障害の自分の育て方」読了。

発達障害の自分の育て方

ご自身の苦労と、そこからの回復方法について書かれてました。たくさん勉強されたこと、自分の好きなことを見つけ、そこから多くのヒントを得て、その方法を多くの人に広めたいという気持ちを持って書かれたとのこと。

内容は素晴らしいのだけれど、「五体不満足
」のときもそうだったと思うのだけど、「あなたには才能があるからできるんだ」みたいな批判は生まれてしまいそう。そこの批判も含んで書かれているし、多くの文献の引用もあるのだけれど、どうしても「あなたと私は違う」という、(批判者が優位に立ってしまう)身も蓋もないツッコミを得てしまいそうな予感がする。こういう批判は寂しいのだけれど。

自身の経験を置いといて、発達障害の人を支援していく内容に特化した続編を期待。

大戸屋のレシピ!

大戸屋のレシピがこの値段で売ってますよ!大戸屋は子どもにも優しくて大人にも美味い。ここまで公開してくれてるのも自信があるからよね。家で食べられても通いますよ!

大戸屋 にっぽんの定食レシピ ヒットムック料理シリーズ

試験の勘所

職場の同僚と教員採用試験について話をする。
話していて思うのは、「試験の勘所」というものが分かっていたらあとは細かい作業の繰り返しなんだなあと改めて思う。

以下、こんなこと話しましたみたいなメモ
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問題を解いたり作ったりした個人的な経験から学んだのは、「志願者をふるい落とす」タイプの試験は、合格基準点を決めて、そこまでは一般的なスタイル、残りは嫌らしい問題が基本なんだなということ。

想定した合格基準点を下回ると「難問」と叩かれるから、ある程度の問題は、日本語ができる人なら解けるようになっている。つまり「普通に考えておかしい答えは正答にならない」というもの。そうでないと複数正答となり、さらなるトラブルとなるから。

だいたいは、名詞の入れ替え、数字の操作、絶対否定(全くない)が狙われる。普通に勉強をしていたら、「あれ、なんか変」と思って正答を選べるタイプ。

いわゆる正誤問題と呼ばれるものなんだけど、苦手な人はプラスの表現に赤色、マイナスの表現に青とかで色分けして、主語に対してその表現が適切かどうかを読み解けばできるはず。できない場合は、同じやり方で問題数をこなすと「あ、こいつまたこれを使ってやがる」と分かってくる。

教員採用試験であれば、否定してるかどうかを見る。否定していたら、だいたい×。個別の例外があって、例えば基本的人権なら「公共の福祉」が絡むと否定される時もある、みたいな覚え方、解き方。また数字が出たら別のマーカーでチェック、狙ってくる。聞いたことない難しい単語が出たら錯乱させるパターン。その単語が主問題なら範囲外なのでトラブルになる。なので、それ以外の文を惑わされずによく読む。

他の試験問題も、だいたい作成者は気づいてないかもだけど、そんな基準で分類すると法則が見えてくるはず。

(ちなみに英語試験の正誤問題も、文中の形容詞や副詞の意味がプラスかマイナスかが分かれば、マルペケがつけられる。形容詞の難易度で難易度が決まります。)

点数と取らせない問題は、重箱の隅を突くとか、専門家でも意見が分かれる問題。こんなのはみんな解けないし、当たっても「運が良かったね」レベルなので気にしない。あっても数問。人間が作るからそんなこともあるよね程度。

必ず取っておきたいのは、事例を扱うタイプの問題。いじめが起こったとき、生徒がいないとき、保護者からクレームがあったときなど、答えはないのだけど、ある程度の「模範解答」があるもの。これは杓子定規で。現場にいる人間からすれば「そんなことできないよ」とか「それ、むしろダメよ」と思うのだけど、試験する側は公式解答を出してるので、相手に合わせる、それに従う。

そう、試験勉強とは相手に合わせるのであって、従順な信者とならないとダメ。そこで個性を出してはダメ。
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高校生を教えていたときも、英語の試験にはある程度の法則があり、それに従えばあとは単語(そしてコロケーション)をどれだけ覚えたかで、どこまでいけるか勝負する土俵に上がることができると伝えていた気がする。

ただ、高校生は思春期真っ只中なので誘惑と邪念の嵐。「こんな試験やっても意味がない」とか暗記してもしてもできなくて「やりたくない」とかで、さらに大人が勉強するのと違って、大学合格なんて最終目標ではないし、具体的な快楽がそこには含まれないので燃えきれない。

ほんと、試験勉強って修行みたいだなあと思うし、自我を捨てて無心に暗記に励むことができたら勝者という世界なんだなあと改めて思う。

終わった後、苦心して頑張ったにもかかわらず、すかっかり忘れてしまうのも、寂しい話だなと過去を振り返って思う。