歌舞伎役者の軟膏と、怪我をした狸の切ない物語 〜桂米朝「まめだ」
上方落語
「はてな?」を巡るお椀の価値とは 〜桂米朝「はてなの茶碗」
米朝師匠のすごいところは、多くの人が言うように、消えてしまった噺をたくさん復活させたところだと思いま...
アルコールがこの血管の中を走りながら「酔え酔え、酔え酔え……」かき回してんねやないかと 〜桂枝雀「うらみ酒」
自分が大阪の出身だからか、どうしても上方落語、しかも米朝師匠や枝雀師匠の落語が好きです。
この録音...
出張って知ってまっか?え?二階で寝ることや 〜笑福亭松鶴「初天神」
6代目笑福亭松鶴師匠の初天神。お父さんと子どもとのやりとりの軽快さが楽しい。もう、終始ぼっけぼけ(笑...
けったいなセリフや! 〜桂米朝「本能寺」
これは途中で歌舞伎が始まると言う不思議な落語。
ただ、本気の歌舞伎ではなく、途中で説明があったり、...
まんじゅう食ってる?食ってる?だまされた〜 桂文珍「まんじゅうこわい」
「まんじゅうこわい」は意外と短そうに見えて、このお話は30分超えてます。
そんなにまんじゅうだけの...
あら、いいんですか?あがっていいんですか? 〜桂枝雀「時うどん」
ご存知「時そば」ではなくて、「時うどん」。
大阪はうどんの文化、しかも柔らかい腰なしうどん、鰹だし...
Hey! Mr, Osada!!!!! 〜桂枝雀「White Lion」〜
英語落語をここで1つ。
・・・と言っても字幕もあるので、ご安心を。でも英語なんて道具だから、伝われ...
歌舞伎役者の軟膏と、怪我をした狸の切ない物語 〜桂米朝「まめだ」
「まめだ」とは豆狸(まめだぬき)のことで、子たぬきのことです。
古典落語のように思えますが、1966年に作られた新作落語。大阪にある道頓堀あたりに伝わっていた話をもとに書き下ろされました。今の道頓堀は何がなんだかですが、昔は商店が連なり、賑やかな街だったんだろうなと想像します。
米朝師匠は「オチのあるれっきとした落とし噺」という通り、途中までは「まめだ」のいたずらに振り回されるのですが、最後の瞬間でオチます。この落差が、とても素敵。